読みもの

2021/09/27 18:04

みなさん、こんにちは!
すっかり秋らしくなりました、佐那河内のおやつ工房です。


当店で取り扱いしている徳島の名産「上勝阿波晩茶」。
真夏の茶摘みを終え、今回のために樽職人に特注した木樽に漬け込んでいました。

こちらは、漬け込む前の、木樽です。木樽は、たった3つの材料だけでできています
・杉 → 板材にして、全体的に使用しています
・竹 → 樽を外側から縛り混んでいます
・米 → 米を炊いて「おかゆ=米デンプンのり」として、板材の側面に使う


そんな木だるに漬け込んだのは、8月の終わりころ。涼しいところに置いて、お茶の発酵を促します。
空気に触れると、発酵ではなく「腐敗」してしまうので、空気に触れないように、とても思いた重石をして漬け込むのです。





こんな感じで、発酵が進むにつれ、水が上がってきます。漬物みたい・・・
そう、「上勝阿波晩茶」は、漬物!なのです。


9月前半も雨が続いて、樽をあけるタイミングは、お天気とのにらめっこでした。
少しの晴れ間では、開封できません。半日以上、日が差すことが予想される日を狙って、蓋をあけます。

9月の半ば。発酵が落ち着き、晴れの日がやってきました。重石の取り除いたところです。


この樽に漬け込んだお茶は、なんと20kg。これを全て手作業で天日干しにします。
むしろを敷いて、さらに布を乗せたらお茶を満遍なく広げていきます。


産地である、徳島県上勝町は、険しい山々に囲まれた土地のため、日照時間が他の地域よりも短め。
なるべく日の出の時刻から干した痛い目、農家さんは茶干しのある日は 朝2時に起き、朝4時から作業を開始します。



やっと干せた様子です!これは20kgのうちの一部。
風で飛ばないのか心配されますが、結構水を含んでいてい重たいので、なかなか飛ぶことはありません。
1日で水分が抜けないときは、一旦回収して、また晴れの日を見つけて再度茶干しを行います。

天気に左右されるため、農家さんによってはビニールハウス内で茶干しを行う方もいますが、
今回ご用意するお茶の農家さんは、自然で昔ながらの製法にこだわっている方です。

おかげさまで、仕込みの全量を干すことができました!
太陽をたっぷり浴びたお茶は、きっとみなさんの心と体に健康を届けてくれることでしょう。


お茶干しが終わった後は、「選別作業」です。
大きな葉、茎などを取り除いて製茶が完成します。

選別作業はまた次回ご紹介しますね。

おやつ の花
徳島県名東郡佐那河内村下字西ノハナ26-1