読みもの
2020/12/01 20:58
こんにちは!
今回の記事を担当させていただくRです。
私は出身は東京ですが、6年前に“緑のふるさと協力隊”という事業で佐那河内村で1年間活動したことをきっかけに、佐那河内村に移住しました。
10月ごろから村の加工室でお菓子を作る小林さんのお手伝いを時々させてもらっています。
今回は、12月6日まで予約受付をしている『catering for me!』のおせち料理の一品、“栗きんとん”の栗の下ごしらえについて少しだけ。
このおせち料理に使う栗は、当工房のある、徳島県佐那河内村で採れた栗を使用しています。
栗拾いをしたことがある方はわかるかもしれませんが、栗のイガイガは思っている以上に痛いんです。
私は村に来た当初、村の方に「栗拾いするで?」と言われて楽しみにして行ったら、
落ちている栗がイガイガで痛すぎて、手袋をしていないと触れず衝撃を受けたことがあります(笑)
さらに、そのイガイガを両足で抑えて開き、栗が見えてきたらひばさみを使って栗を取り出すなんてことも全く知りませんでした。
こうしてとってきた栗は、まず水の中につけ、浮いてくるもの以外を使います。
皮を剥いたら終わりかと思いきや、まずは鬼皮(外側のこげ茶のツルツルのあれ)を剥く作業から。
それが終わったら今度は渋皮を剥く作業。
これを剥くとようやくあの栗ご飯の栗になるんです。
文字にすると、そうなのね、というくらいですが、実際にやってみるとなんとまぁ大変なことか。。
栗の皮むきってとっても時間がかかるんです。
硬いし小さいし剥きにくい!
栗一つ剥くのに何分かかるんだろうという感じ。
とても時間がかかるので、栗の皮剥き専用のハサミがあり、それを使うと多少早くはなりますが、これを5キロ近く剥いたときはさすがに手の感覚がなくなりました。
でも、今まで自分が食べてきた栗はなんと手間がかけられていたのだろうと身をもって知ることができたし、
最後は、絶対おいしくしてもらってね!と送り出す気持ちが生まれました!
この栗の大変さを知ってから私は、栗が食卓に出てきたら感謝感謝で味わって食べるし、
自分で栗ご飯を作ったら「もっと大事にゆっくり食べて!」と家族に言ってしまいます(^▽^;)笑
手間暇かけられて大事に大事に作られている栗きんとん、乞うご期待です!!!
Catering for me! はこちら