読みもの
2021/05/20 14:16
こんにちは。
おやつの花の小林です。
皆さんは、日頃どんなお茶を飲んでいますか?
目覚めはコーヒー!とか、ペットボトル入りのお茶、お気に入りのハーブティをマイボトルに入れて持ち歩いたり・・・
シーンによって、色々な楽しみ方をされていますよね。
今日ご紹介するのは、徳島県の山間部、上勝町で伝統的に育てられてきた「阿波晩茶」です。
皆さん、聞いたことありますか?
あれ、見た目は普通ですね・・・
ところが阿波晩茶の特徴は、茶葉を「樽に漬け込んで発酵」させること。
そう、このお茶は乳酸菌による「発酵食品」なのです。健康志向の方にとてもおすすめ。
飲み口は煎茶に比べると独特な香りがあり、後味はすっきり、ほんのりとした酸味があります。
和食はもちろん、スイーツや、脂っこいお料理にもよく合います。
お茶の木は、こんな感じ。
緑茶と同じ木ですが、ここのように大きく、なんと真夏まで育てます。
真夏まで育てた茶葉を、真夏に茶摘みする。非常に過酷なんですね。
真夏に茶摘みし、樽につけて発酵、天日干しをしたら、人の手で選別して行きます。
茶葉はこんな感じです。
どの工程も大変な労力です。年々生産者は減少し、産地である徳島県外では、なかなか手に入りにくくなっているのが事実です。
このような伝統文化を守り続けた背景と生産者の努力が評価され、2021年3月、阿波晩茶は国の「重要民俗無形文化財」に指定されました。
生産者の髙木農園・髙木さんに話を聞いたところ「飲んでくれる人があってこそ、評価された」とお話しされました。
支えてきてくれた消費者の皆さま。
まだ阿波晩茶を飲んだことのない皆様。
一人でも多くの方に、阿波晩茶を届けるため、文化財に指定されたことを機に、お茶をたくさん仕込んで「シェアする」プロジェクトを
立ち上げました。
私も感銘を受け、このプロジェクトをサポートさせていただくことになりました。
そこで、阿波晩茶のシェアメンバーを募集!
6月から本格的な生産時期となるため、シェアメンバー募集の締め切りは、5月末です。
独特な風味が苦手な方もいらっしゃるかもしれませんので、お好みに合うかどうか少量の試飲サンプルもご用意可能です。
この機会に、あなたも「文化財のシェアメンバー」として、一緒に地域の伝統文化を広げて行きませんか?